間違いだった、と気付く朝

今日も、朝が来た。
今の自分が、自分に認められる自分ではないと、自分を責めたてる。
疲れて、眠くて、身動きがとれない。周りの人間がみんな素晴らしく見える。それに比べて自分は…
それでも今日もまた、一日が始まる。
目の前に続いている道(TAO)を行くしかない。
しあわせを
外に求めて
  力尽き
間違いだったと
   気付く朝

平日の朝から酒を買いに行くという自由

ある平日の朝、コンビニエンスストアで、浮浪者のような人が朝から酒を買っていった。
浮浪者のようだと言っても、安酒を買えるくらいの金は持っているようだ。
そしてその人をよく見ると、かつての知り合いで、一部上場会社に勤めていた人だった。
見た目は浮浪者だが、会社員時代には考えられない『平日の朝から酒を買いに行く』という自由を、その人は謳歌していた。
会社員は朝から会社に行く。
その人は朝から酒を買う。
会社員
お金のために
   出勤し
貧乏人は
朝から自由

みんな、いつの間にか偉くなってる

車の点検をしにカーディーラーに行ってきた。買うときに世話になった営業マンが、事務所の一番奥のデスクに座っていた。
 
偉くなったんだな。
 
何も変わらない自分は… とりあえずトイレに行った。鏡には、成長の止まったみすぼらしい自分が映っていた。
 
 
カーディーラー
  営業マンが
   奥にいる
 いつの間にか
 偉くなってる