朝の叫び 「あ〜」

ハゲト:今朝、かわいそうな小学生の男の子を見たんだ。駅のホームへ下りる階段を「あ〜っ!」と叫びながら走り、必死で出発場際の列車に乗ろうとしてたんだ。
 

*:寝坊か何かして、遅刻しそうなんだろ。
 
ハゲト:そうなんだ。小学生低学年から“絶対に”遅刻してはならないって、刷り込まれてるんだ。それは大人になっても変わらない。僕たちは毎日“絶対に”遅刻してはならないって思い込んで、命がけで、決まった列車に乗ろうとしてる、毎日。
 
*:当たり前だろ? 遅刻していいのかよ?
 
ハゲト:遅刻していいとは思ってないよ。ただ、命を懸けるほどのことじゃないと思うんだ!
 
*:ギリギリで動くなよ。余裕を持てよ。
 
ハゲト:厳しいなあ…
 
もう我慢できない。ぼくはあの小学生の男の子にインスパイアされた物語を書くよ!
 
*:はあ? また… わけの分からない話をつくるのかよ。いい加減に“普通に”しろよ。
 
 
 

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