みんながいいと言ったら、よくなる

NHKの大河ドラマの中で、ミヨシなんとかという大名が言ってた。
 
「最近の俺は壺の目利きで有名でな。俺がコレがいいと言ったらコレがいいということになる… 人が価値を作るんだ」
 
価値が上がるからと、同じ形の三つの壺の内、二つを叩き割りながら。
 
 
ヒトの世界の価値はヒトがつくっている。
 

エライ人、力のある人がいいと言ったら、それがいいもの、ことになる。
 
みんながいいと言ったら、よくなる。
 
 
みんながそれが正しいと言っているものでも、実はそうでもないかも知れない。
 
必死で守ろうとしているその価値、実はくだらないものかも。
 
その辺に散らばっている価値を、なんとなく拾っている。
 
それを考え無しで当たり前のこととして、みんなと共有してる。
 
 
✳︎✳︎✳︎:しかしな、オメーもみんなの中にいるんじゃないのかよ。
 
ハゲト:いや、そうなんだけどさ。みんなが共有しているその価値も、実は誰かが邪な考えで作った価値かも知れないよね?
 
✳︎✳︎✳︎:そうかもしれないが、そこではその価値を共有してるんだろ? 共有できないのなら、そこから抜けろ。
 
ハゲト:それがなかなかできないんだよ〜 自分の価値を信じて突き進むって、難しいじゃん
 
✳︎✳︎✳︎:じゃあそこにいてそこの価値を共有しとけ、ハゲ。
 
ハゲト:…
 
 
まだ迷いの森の中から、抜け出せないみたい。
 
 

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