焚き火をした。人生について深く考える時間が持てるだろうと思っていた。そして深夜まで火を焚き続けた。
何を見ても劣等感を感じるゾーン
「あの人は自分より金を持っている」
「あの人は自分よりいいものを買っている」
「あの人は自分より金のかかった旅行をしている」
そして自分は、あの人達に比べてお金を持っていない…
バカな男は今日も朝から、何を見ても劣等感を感じるゾーンに入っていた。
ベッドに嫉妬するバカな男
その男は、朝から狂っていた。
隣人が、新しいベッドを買ったと聞いた。それだけで、羨ましくて嫉妬し、劣等感を持った。ああ、今日はどうやって生きよう? と考えた。
信号一つ待ったところで、何の問題がある?
バカな男がまた朝から考えた…
👉朝、歩いている少し先の交差点の信号が、微妙なタイミングで、青信号になっていた。
急いで歩けば、たぶんその青に間に合う。
普通に歩いたら、ちょうど赤になって、一番待ち時間の多いタイミング、となるだろう。
イラッ💢
なぜお前(信号器)は、そんな微妙なタイミングで青になる?
もう少し後に青になるとか、いっそのこと青にならずに、オレが到着してから、青になれよっ…
腹立つな〜
───
だから、先の信号を見ないようにした。
信号一つ待ったところで、何の問題がある?
ヘタに先の事を見通そうとするから、イライラする…!
『普通はねぇ…』なんて
バカな男は、朝から『普通』に襲われていた。
周りの人間はいつの間にか『普通・標準』を身に着けて、それなりの地位と名誉と金を得ていた。
バカな男は知らなかった。そして幸福だった。
知ってしまうとバカが出来なくなって、カシコイ人間にならなくてはいけなかった。
知らなかったから、バカな男はバカをやってきた。
バカな男は思う。
普通とは
知ってしまえば
縛られる
社会の常識
世間の常識
貧乏暇無し ─ ヒマですわ〜
朝から、バカな男がまたバカなことを考えていた…
👉『貧乏暇無し』とは、貧乏人はたくさん働かなければならないから、暇がない、ということだろ?
考える余裕すら無く、人々は労働に駆り立てられる。
違うな。
じっくりと考える余裕を失うから、貧乏になっていくんだ。
“暇無し貧乏”だ…
だから、
「ヒマですわぁ〜」と口ずさんでみる。
ヒマですわ〜
バカな男の話し「僕は貧乏性だからねぇ」
今日のバカな男の話し。
👉その男は今朝、自分よりも地位の高い人間(しかも自分より若い)が「僕は貧乏性だからねぇ」と言っているのを聞いた…
バカな男はそれを聞いて『俺より給料もらってるクセに何が貧乏だ』と思った。
そして、激しい劣等感を持った。さらにその日ずっと、劣等感に包まれたままだった。
── バカな男の、バカな話し。
無我
地球や宇宙は自分の知らないところで、ほぼオートマチックに動いている。
大丈夫だ。
ビッグバン
失敗を
突き詰めるほど
ビッグバン
起こってしまった失敗を、徹底的に突き詰めてしまえばビッグバン(宇宙の始まり)まで行ってしまいますよ。
起こってしまったことにいつまでもクヨクヨしていても仕方ありません。ビッグバンまで戻って行かなくてはならなくなりますよ、ということ。
まだまだある
世界には
うつくしいもの
まだあるぞ
世界には、まだまだ美しいものがたくさんあり、捨てたものじゃない、それを知らないだけですよ。