お月さま、お願い
枯淡
この先の不安…
落日
逆説的な…
あ〜あ いろんな人に出会ってきて、でも結局、いろんな人と疎遠になっていく
それを残念、と思うのも自由。
そのことを残念と思うことを残念と思わない、のも自由。
幸福は自分で作ると言うけれど、同じように苦しみも、自分で作っている。
消滅した世界の終わり
月の無い夜の中、ハゲトは仕事帰りのたんぼ道を歩いていた。街灯は無く、控え目な街の明かりがわずかに視界を与えるだけで、暗闇が広がっていた。夏のべったりとした空気はハゲトの腕に纏わり付き、どろどろとハゲトを歩かせた。
新型コロナウイルス 免疫力より抵抗力
今、世界を危機に陥れている新型コロナウイルス COVID-19 について、自分の考えを書く。
今は個人個人が、今すぐに出来ることをするとき。
免疫力:獲得には時間がかかる(薬の開発も時間がかかる)
抵抗力:今すぐできる
日頃の抵抗力(体力)を温存して過ごすことが、今すぐに出来ることだと考える。
薬も免疫力もない今、個人個人ができることは、抵抗力を自分の最高水準に維持する努力を。
【睡眠時間の確保】 【ストレスの軽減】 【規則正しい生活】
感染してしまっても、発症を抑えることができるように。
そのことが、医療崩壊を防ぐことにもつながる。
それが、今すぐに個人でできること。
感染しない努力を、感染させない努力を。
発症しない努力を。
やるだけやってダメだったら仕方ない。
しかし、やるだけはやるべきです。
時のエレベータ
仕事にヘトヘトになったハゲトは、駅に向かって田んぼ道をトボトボと歩いていた。辺りはもうすっかり暗くなっていた。広がる田んぼの先に、暗闇に浮かぶ駅舎の明かりが見えていた。
近くまで到着したハゲトは、二階にある改札口を見上げた。二階に上がるためには、階段と、もう一つは稼働して何十年になるか分からないエレベータがあった。そしてハゲトは、うす汚れた上向きの矢印ボタンをガチャリと押した。
凡人宣言
バカな男がまたバカなことを思い付いた。
─ 凡人宣言 ─
いや、元々、凡人だった。
大哲学者や宗教者にでもなるつもりだったか。
歴史に名を残したかったのか?
そんな高尚なことを考えても、自分には無理。無駄。
自分は凡人。
そのことを忘れてはいけない。
凡人で何が悪い。
凡人でもやれることはある。
─ そして、バカを見る人生を。
今まで上から目線でバカにしていた凡人ども。
それは、自分だ。仲間だ。同類だ。
─ 自分は、独りじゃない。
みんな、足掻きながら生きている。