露の身

くたびれて
ぱたりと止まって
ピンとくる
 
この世は露の身
儚い時間
 
 
 
 
 
 
疲れ果てて、立ち止まって考えた。
 
この世はほんの少しの短い時間しかいない、そう考えることで、立ち止まるのではなく、前に進もうかと…
 
 
 
そう思ったけど、やっぱり疲れてなかなか前に進まない。

ギリギリで踏ん張っているが、もうヤバイい

落っこちる
スレスレの場所
  もうヤバイ
 
このままここで
いいのだろうか
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょっと油断すると、ガラガラと落っこちそうです。
 
なんとか耐え忍んでいますが… いつまでもつのか…?
 
 

また、カネか

 
 
お金達
 
飛ぶようにして
 
 いってしまう
 
 
これは喜捨だと
 
 言い聞かせる
 
 
 
 
 
 
喜捨:僧、寺社、或いは貧者に金品を施すこと。
 
または「お金、お金…」といつも思い悩むことを捨てること。
 
 
しかしよく考えたら… 僧や寺、神社もやっぱり… 金なのか? 
 
 
持ち過ぎてはいけない、ということか? 持ち過ぎてはいないが。 

螢の道

風ぬける
螢の道を
フラフラと
 
 
 
 
 
夜の田んぼ道。
 
気持ちよくぬける風の中、螢の道をフワフワと浮くように歩いた。

報われないピエロ

理不尽だ
 仕事の配分
 なんでまた
 
それでも踊る
ピエロになって
 
 
 
 
 
 理不尽な毎日…
 
 仕事は常に溢れ返り、仕事の配分もおかしいのでは…?
 
 それでも、何も考えない(ふりをしている)ピエロとなって、踊り続ける。
 

サラリーマンの、ある辛い一日

会うなりに
がっかりされて
  やるせなし
 
 上司無しでの
    出張先
 
 
 
 
これは辛い…
 
自分ではお話にならないということを思い知らされ、それでも話し続けるという、苦痛。
 
 
 

朝の時間の使い方

 
わらじ虫
子らとの時間と
    出社時間
 
どっちを取るんだ
  サラリーマン
 
 
 
 
 
 
 子らが、わらじ虫をいじって遊んでいるのをゆっくり見ていたいが、もう出社時間だ。
 
 会社には間に合うが、電車で座れるか座れないかの微妙な時間。
 
 そして座る方をとってしまったバカな男は、子らとの時間を失って今、後悔している。
 

朝から疲れてんなぁ

「お降りの方は」だろ?
 
鬱の朝
バスのボタンに
   すがりつく
 
ポチッと押しても
 バス止まるだけ
 
 
 
 
 
 朝の通勤バス。降りるときに押すボタンが、助けてくれるボタンに見えるんすよ。
 

夜の田んぼ道 そのニ

蛙鳴く
 
 蛍燐燐 田んぼ道
 
 
 
かわずなく ほたるりんりん たんぼみち
 
 
 
 
 カエルがゲロゲロとうるさく鳴いているし、蛍も舞っている。なんともにぎやかな、夜の田んぼ道。会社帰り。