川に浮いたサッカーボールに、同情できるか?

川の側を歩いていると、そこにサッカーボールが浮いていた。
 
川の中で、洗剤か何かの泡と一緒に、そこに留まり続けている。
 
川岸には打ち捨てられたビニール袋が、落ちていた。
 
サッカーボールがそこに留まっている理由は、そのビニール袋が、友達だから。
 
 
 
サッカーボール
友と一緒に
そこで待つ
 
汚れた中で
そこで待つ
 
 

駅前のカミサマ

駅前で
立っておられる
  今日もまた
 
大丈夫
大丈夫
 
 
 
 
 身なりの侘しいおじいさんが、毎日のように深夜の駅前に立っておられた。
 
 そして、疲れ果ててトボトボ歩く人たちに手を掲げて「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と、声をかけておられた。
 
 最近は、フッと、おられなくなった。

梅雨入りとブログを味わう

つゆの身に
 
愚禿のブログ
 
眺め知る
 
 
 
 
 
 
 
 
梅雨入りか…
 
雨の中、部屋でゆっくりと自分のブログを見て味わおうと眺めていた。
 
そうして、愚かな自分の愚かなブログを眺めて、自分の愚かさを思い知ってしまう。
 
 
そういう味わい方。