世界の起点

 

 ナスカは初夏の明るい夕方、空が映り込んでいる水田の間を歩いていた。

 

 アスファルトの黒く硬質な直線が、水田の間をまっすぐに伸びていた。

 

 ナスカの周り一面には、水が張られた何枚もの水田が広がっていた。風はなく水田はピタリと静止していて、昼間と夕方の間の空を寸分の狂い無く映し出している。空の色と、水の色と太陽の光が混ざってそれは、何枚も隙間なく敷き詰められていた。

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人生百年

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無いものを
無いと嘆いて
半世紀
 
🍂
 
あるものを
あると喜ぶ
   半世紀
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生きる力が足りない…(笑)

 
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春気付く
生きる力が
足りないと
─────金? 場所? 人?

生きる力が、足りない…
 
じゃあ、自分が活きることを探せばいいじゃないか(笑)