この世は夢(邯鄲の夢)

この世は夢のようなもの。


しかも一瞬。


そんな夢のような世なのになぜ我々は『(苦しい)現実』に思えるのか。


それは、まだ来ていない『不安』をいつも考えているから。


現実問題として目の前にある問題は、対処すればいい。うまく対処できるかできないかにせよ。


しかしほとんどの場合は『この先に起こりそうな』不安に怯えているではないか。


それは、まだ起こっていない。 


楽しい時は「夢のような時間だ」とよく言う。現実なのに。

楽しい時、うまくいっている時は先の不安なんて考ないから「夢のような時間だ」と感じる。


ならばいつも、まだ来ない不安なんて考えない方がいい。そしていつも、夢のように現実を思い馳せよ。