夢日記:現実の悪夢化

 夜の丘で、空を眺めていた。
 夜なのに、白い飛行機がハッキリと見えた。その飛行機は、星屑のようなキラキラしたものを撒き散らしていた。漆黒の夜空に浮かぶ星屑、綺麗だ。
 この後のシーンが起床してからの問題となる。
 シーンが変わり、普段働いている会社に居た。
 いつもの嫌なヤツが、いつものデスクに座り、周りの人間も皆、いつものように疲れ切った顔をして仕事をしていた。
 今日は残業になるのだろうか、それとも早く帰れるのだろうかと考えていた。
 そして、目が覚めた。ああ、悪夢だったな、と…
?…
悪夢!?
 見た夢は、日常のワンシーン。普段の生活の一部を再現しただけ。それを、悪夢と感じた。
 つまり、今の生活は悪夢の中にいる。
 ヤバい。激ヤバい。

スゴいぞサラリーマン

駅で、我先に階段を上がろうとする、同じ服装のサラリーマン達。

それでいて、小さな子供が前から下りてくるとスッと進路を空けるという、気遣いも怠らない!

スゴい、スゴいぞサラリーマン。競争社会で生き抜くために、他人を出し抜きながらも気遣いは決して忘れない。

レベル高いな! 競争社会。

ヤバい ことに気付いた…!

バカな男が、またバカなことを朝から考えていた。

👉よく考えたら、よく考えなくても、この地球はいつか終わるんだ。

 地球どころか、太陽も、銀河系も、いや、宇宙全体も、永遠ではない。

 ヤバい… いつかはなくなってしまう…

 今のうちにやろうと思っていることをやってしまわないと、地球はなくなってしまう。どうしよう…

 あっ、地球どころか、太陽も、宇宙全体もいつかは収縮して無くなってしまうんだった。 ああ、どうしよう…

 ───

 そして結論は得ないのだった。それがそのバカな男の日常であり、そんなバカな男がこの宇宙の一部を形作っているのだった。