寺のヒトコトから ─ 決意や気迫は明日には減っている

─ 🌸散る桜 残る桜も 散る桜
良寛和尚

桜の季節が今、終わりゆく。しかし終わりも終わる。また咲く。
 

 桜の季節が終わりつつある今日。時々変わる某寺の掲示板に、良寛和尚の詩が掲示されていた。春らしく、また春の終わりらしい。ナイスチョイス。
 
 そしてこの句は、諸行無常を表す。綺麗に咲き誇る桜もまた、散る運命。それは誰にも止められない。

 しかし、散ったことすらも、諸行無常の流れの中にいる。すなわち、散ったことも終わり、また咲く。

 来年も、間違いなく咲く。

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 私は過去、旅行中に良寛和尚の大きな像を見かけたはずだと思い、撮った写真を見返してみた。

 撮った写真は親鸞聖人の像だった。

山形県某所の道路から

─ 🌸明日ありと思う心の仇桜
   夜半に嵐の吹かぬものかは
親鸞聖人

 この詩を知ったとき、先の良寛和尚の句と同様の、この世の諸行無常を感じた。

 この句は、親鸞聖人が9歳の時に詠まれたという。句が詠まれた経緯から「覚悟を決めて生きる」という強い決意から詠まれた。

 すごい。9歳にして覚悟を決めた生き方。覚悟を決めた、生き方。

 今日思い立った事は今日しないと、明日にはその“つもり”が消えている。

 決意や気迫も、諸行無常。覚悟を決めるなら、夜半に嵐が吹かぬ内に!